著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

志賀義雄が刑務所から釈放 共産党大会で示された1300人の戦犯リスト

公開日: 更新日:
釈放待つ政治犯。東京・府中刑務所の予防拘禁所で自炊の朝食を食べる日本共産党幹部の志賀義雄(左)と三田村四郎。10日に釈放された。=1945年10月7日(C)共同通信社

 共産党大会が共立講堂で開かれたのは、志賀義雄が府中刑務所から釈放されてから、ほぼ4週間後のことであった。この時におよそ150人の共産党の党員が獄中から解放されたと、マーク・ゲインの書(「ニッポン日記」)には書かれている。獄中18年という語が持つイメージもあり、共産主義に対する同… 

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