「疎開は卑怯者の行為」という東條英機の時代錯誤
田中隆吉の著作からは軍事指導者たちのあまりにも甘い、そして軽薄な戦争論や戦略論が浮かんでくるのだが、それ自体は大いに批判されなければならない。ありていに言えば日本の軍人は国を守るという大義を自分たちに都合の良い軍事論に置き換えているだけではないだろうか。
占領期6年8カ…
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