「連携が良くなっている」秩父宮に届いた東條英機首相からのつっけんどんな回答
東條英機首相と秩父宮のやりとりは、昭和19(1944)年2月から5月まで続いた。陸軍大臣と参謀総長を兼ねるといったほとんど前例のない権力の集中に、秩父宮が表立って抗議あるいは抵抗を試みたのは、兄宮に対する無礼な態度であるとの怒りを抱いたからだった。輔弼、輔翼の全権を握り、東條以…
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