幸徳秋水と堺利彦は非戦論で孤軍奮闘したものの孤立してしまった
平民新聞はたしかに庶民の正直な姿を伝えている。むろん日露戦争が始まるや、国民の大半はこの戦争を支持して、ロシアに対する敵対心をかき立てた。冷静に戦争反対や非戦論を口にするのは、知識人の一部であり、庶民の生活感覚に浸っている者などが不平不満を漏らしていたのだ。庶民の中には、戦争に…
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