対露戦争反対を語った幸徳伝次郎と堺利彦の「退社の辞」
黒岩涙香の「萬朝報」は、極めて鷹揚な新聞社であった。日露戦争に反対して退社する幸徳伝次郎、堺利彦、そして内村鑑三に「退社の辞」を書かせて掲載している。黒岩涙香をはじめとして社内に、少なからずの非戦派や慎重論の持ち主が存在したということであろう。彼らの退社そのものが、社の意向では…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,112文字/全文1,252文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】