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室井佑月作家

1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

補選トップ当選の酒井なつみさん、政治って困窮者を守るためにあるんじゃないの?

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 考え方が変わったのなら、こっそりXの問題ポストを消すのではなく、「考えが変わりました」といえばいいのに。それもなかった。

 酒井氏はそのときの自分の信じる正義が絶対だとし、突っ走ってきた。その正義が間違えで、世の中にそれを広めてしまったとしても、彼女の興味はもうそこにない。目新しい次のなにかに向かっている。なぜなら、正義を謳う自分が好きなだけで、物事の本質に興味がないし、深く考えることをしないから。

 あたしは彼女を悪くいいたいわけじゃない。野党側の軽薄さを嘆いている。本来もっとも大事である政治理念より、若い女性で受かりやすそう、ということに重きを置いた。これはつづくのか?

 今回の闘い、右派陣営は、彼女の反原発の過去発言を掘り出し、「風評被害を増長した」とネガキャンをした。いや、それは右派側だけが不味い発言と思ってるだけ。冒頭の発言を持ち出されていたら、相当、ヤバかったように思う。

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