岸田自民「車座対話」は身内のみのアリバイ集会 茂木幹事長“口だけ謝罪”威圧感に参加者委縮
裏金事件をきっかけに、岸田首相が始めた車座対話集会。もともとは、地方の首長が住民参加者とひざ詰めで意見交換するものだが、岸田首相は不人気回復策としての地方行脚を考えた。
しかし実態は身内を集めてのアリバイ集会。6日の熊本市の車座に集まった有権者18人のうち15人は商工会議所や建設業協会などの支援団体。冒頭では批判も出たが、その後は和気あいあいと自民党への要望を聞く会になった。
車座対話はこれまで全国6カ所で開かれている。そのうち茂木幹事長が4回、岸田首相と渡海政調会長が各1回。集められたのは自民党県連や業界団体の幹部。
「茂木さん、謝罪は口だけで、あとは威圧的な態度でニラむので発言なんかできなかった」(石川県連関係者)
本当に反省して有権者の意見を聞くなら、地方の駅前やスーパーの前に立って「なんでも聞いてくれ」とやるべきだが、そんなことは怖くてできない。
何をやっても付け焼き刃。