東京都知事選の選択肢に「小池百合子」はない

公開日: 更新日:

 先日6月29日「SAVE神宮外苑ミーティング」に参加してきた。今小池都政が進めている神宮外苑再開発に反対する人々が集まり、私も発言した。

 私が現在住んでいる鎌倉市の多くは風致地区になっていて、15メートル以上の建物は建てられず、一軒家の住居には20%の植栽が義務化されている。そのために空が広く緑が豊富だ。この空と緑は市民に貧富の差なく平等に与えられた財産だ。

 そして大正時代に作られた風致地区の第1号が明治神宮と外苑である。だから神宮外苑は空が広い。だが新宿区は100年続いた外苑の風致地区を一番厳しいA、B地区から規制の緩いS地区に、議会にも諮らずに変えてしまった。そのせいで神宮球場と秩父宮ラグビー場の位置を入れ替え、最高190メートルの高層ビル商業施設を3つも建てることが出来る。

 これは都の要請で行われた。地権者は明治神宮、開発は三井不動産や伊藤忠。何百本もの木が切られることに反対運動が起きている。

 寺も神社も経営は大変だ。再開発もしたいだろう。しかしそれを許しては自然も景観もめちゃくちゃになってしまう。そのための風致地区の規制だ。むしろ都が待ったをかけなければいけないのだ。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」