「旋風二十年」(7)グルーの拝謁をうやむやにした東條英機と東郷茂徳
ルーズベルト大統領からの親電を受け取ったのは12月7日(昭和16年)の午後10時半であった。駐日大使のグルーはすぐにその親電を外交上の文書にして、外相公邸の東郷茂徳の元に駆けつけ、「訓令通り天皇に捧呈したいから、拝謁の機会をつくってほしい」と要求している。東郷は、はじめは「それ…
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