韓国・尹錫悦大統領に前代未聞の出国禁止措置…逮捕ほぼ確実も「死刑」はあるのか?

公開日: 更新日:

 文在寅政権が強行した検察改革によって、検察は捜査権を剥奪されており、内乱罪の捜査は警察の管轄。しかし、検察は職権乱用の線で捜査可能と主張している。公捜庁は検察や警察とは別組織で、捜査対象の身柄拘束が必要か否かの判断を下せるという。

韓国では内乱罪は最高刑

 憲法は大統領が在任中に逮捕されない「不逮捕特権」を定めているが、内乱罪は例外だ。その刑罰は5年以上の懲役または死刑、無期懲役。まさか尹大統領の死刑もあり得るのか。

「非常戒厳を出してから6時間後に解除したこと、死傷者を出す惨事に至らなかったことなどを踏まえれば、死刑にはならないでしょう。当然、混乱を招いた責任は免れませんから、無期懲役の可能性が高い。ただし、刑が確定しても、今後の政局次第では大統領特権である恩赦を下される可能性も考えられます。韓国ではクリスマスや解放記念日の8月15日など節目の恩赦が恒例。今月のクリスマスに恩赦されるはずが、尹大統領が事実上、権限を失ったせいで出られなくなる人もいるのでは」(辺真一氏)

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情

  2. 2

    旧安倍派幹部2人が“喪明け”に蠢く醜悪…「裏金は終わった話」とばかりにポスト石破に虎視眈々

  3. 3

    トランプ×マスク“本当の関係”…大統領発言「数カ月以内に政権離脱」で2人の蜜月は終わったのか?

  4. 4

    自民党で本格的な「石破降ろし」が始まった…アンチ議員が続々と“司令塔”麻生元首相のもとへ

  5. 5

    ケンカを売っているのか…国民民主党が参院大阪選挙区に元維新議員の足立康史氏を擁立する狙い

  1. 6

    今の日本は「バットマン」の悪役がのさばるゴッサム・シティか?

  2. 7

    「トランプ関税」発動を招いた安倍外交「口約束」の重大責任 今さら野党に「国難協力」求める政府・自民のご都合主義

  3. 8

    米トランプ「相互関税90日停止」表明も…追い詰められる石破政権に残された“ウルトラC”とは?

  4. 9

    トランプ関税に世界が震撼…石破政権の“特使”として派遣が囁かれる「タフ・ネゴシエーター」の名前

  5. 10

    トランプ関税ディール「次の一手」なのか…注目論文が示唆する「対日恐喝」シナリオ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  2. 2

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  3. 3

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  4. 4

    広末涼子は免許証不所持で事故?→看護師暴行で芸能活動自粛…そのときW不倫騒動の鳥羽周作氏は

  5. 5

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  1. 6

    【い】井上忠夫(いのうえ・ただお)

  2. 7

    広末涼子“密着番組”を放送したフジテレビの間の悪さ…《怖いものなし》の制作姿勢に厳しい声 

  3. 8

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  4. 9

    大阪万博は開幕直前でも課題山積なのに危機感ゼロ!「赤字は心配ない」豪語に漂う超楽観主義

  5. 10

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育