トランプとの首脳会談を控え麻生太郎に教えを請うた石破茂は、“夜の戦友”アーミテージと手を切れるのか

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 漏れ伝わるところによれば、麻生はこのとき、石破とリチャード・アーミテージ元国務副長官との“近すぎる”関係を指摘したようだ。

「アーミテージはレーガン、ブッシュの共和党政権下で取り立てられ、出世の階段を駆け上がったにもかかわらず、2016年の大統領選ではトランプを裏切り、民主党候補のヒラリー・クリントンの支持に回った。いわば、石破と同じ裏切り者です」(同前)

 しかも現在、アーミテージが経営する政治コンサルタント会社は、トランプが“米国最大の脅威”として解体をもくろむ産軍複合体ディープステートのメンバーとみなされている。

 石破との“近すぎる”関係は、アーミテージがアジア担当の国防次官補を務めたレーガン政権時代に遡る。自民党国防族の若手ホープとして頭角を現していた石破は2001年に森内閣の防衛庁(現・防衛省)副長官に就任。翌2002年、小泉内閣で防衛庁長官として初入閣を果たし、ブッシュ政権下で起きたニューヨーク同時多発テロ後の有事法制の制定や自衛隊のイラク派遣を手掛けた。このとき、石破が対米交渉の窓口として頼りにしたのがアーミテージだった。

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