シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(69)皇国史観の軍事指導者は軍人勅諭すら否定した

陸軍では新兵には必ず「軍人勅諭」を暗記させ、それを復唱できることが兵士の条件とされた。2700字に及ぶこの勅諭は、確かにあるリズムを持っていて、兵士たちに「皇国の神兵」としての使命感を要求している。いわば近代日本のバイブルとしての役割を果たしたのである。それだけ意味の濃い内容と…
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