毎日新聞「麻生派裏金作り」スクープ報道…肝の証言から推し量る“戦後最長財務相”麻生氏が“脱税行為”の認識
<麻生派、パー券ノルマ超過「現金還付」と複数証言 裏金の温床か>
26日付の毎日新聞がスクープを放った。自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件で、麻生派(志公会)が2017年まで、販売ノルマを超えてパー券を売った所属議員に対し、超過分を手渡しでキックバックしていた事実について同派の現職幹部が認めたと報じたのだ。
麻生派では17年まで、派閥と議員双方の政治資金収支報告書に記載されず裏金にされていたことがすでに報じられている。毎日の記事によると、17年7月に山東派などと合併したのを機に取りやめ、18年のパーティーから口座振り込みを使った会計システムに変更されたという。
安倍派(清和政策研究会)や二階派(志師会)などで裏金事件が発覚した際、同様の疑惑を指摘されつつも「うちは関係ない」かのように装っていた麻生派。だが、全く同じ穴の狢だったわけだ。
そして、毎日のスクープの「肝」がこのくだりだ。
<会計システムの変更時に派閥事務局長だった松本純元衆院議員も取材に応じ、変更は「麻生会長が判断し決断した」と明言した。>