大丈夫か公明党…都議選も大ピンチ!「聖地」東京で失いかねない12選挙区

公開日: 更新日:

 都議会は目下、自民30、都民ファースト27、公明23、共産19、立憲民主14の構成。だが、公明党都議のひとりは「定数1、2人区は自民、都ファ、立民の三つ巴の争いですが、定数3、4の複数区に、勢いづく国民民主や石丸新党が候補者を擁立すれば、共産党と3番手、4番手争いをしてきたわれわれ現職の再選は厳しいと言わざるを得ません」と危機感を募らせる。

 東京都議会は長年、連戦連勝を誇ってきた公明党の「聖地」だが、この言に従えば、最悪、新宿、墨田、江東、品川、目黒、中野、豊島、北、葛飾、町田、北多摩第一、同第三の12選挙区で議席を失うことになりかねない。

「一昨年来の衆院選の候補者調整のもつれから、公明は都議選での自民との協力関係を解消して、小池知事にすり寄り都民ファとの関係を重視してきました。連合の賀詞交歓会で斉藤代表は、都民ファ最高顧問の荒木ちはる都議と盟友関係にある芳野連合会長にべったり寄り添って離れず、喜々として取材陣に密接な関係をアピールしていましたよ」とは居合わせた自民党議員秘書。

 果たして得票率下落に歯止めがかかるのか。公明党にとって結党の原点である都議選は完勝が当たり前だったが、ここでも大きくつまずくようだと、一気に瓦解が始まりそうだ。 (特命記者X)

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  3. 3

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

  4. 4

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  5. 5

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 8

    「皐月賞」あなたはもう当たっている! みんな大好き“サイン馬券”をマジメに大考察

  4. 9

    ヤクルト村上宗隆「メジャー430億円契約報道」の笑止…せいぜい「5分の1程度」と専門家

  5. 10

    常勝PL学園を築いた中村監督の野球理論は衝撃的だった…グラブのはめ方まで徹底して甲子園勝率.853