立花孝志党首or日本維新の会 嘘つきはどっちだ?兵庫県知事選デマの出処なすりつけ合いの醜悪
これで追い込まれたのが斎藤知事の“生みの親”でもある維新だ。吉村洋文代表は傍観を決め込んでいたが、10日になって一転、「調査をして何らかの形で発表をさせていただく」と引き取った。毎度おなじみのトカゲのしっぽ切りでは済まされない。
立花党首らによるデマ被害は深刻だ。竹内氏の死去をめぐっても虚偽を流布。SNS投稿の一部を削除し、謝罪したが、それで済まされるのか。百条委委員長の奥谷謙一県議による刑事告訴(名誉毀損)は受理され、捜査が進む。関係者のみならず、有権者の処罰感情も高まっている。元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士はこう言う。
「デマの流布は名誉毀損罪のほか、偽計業務妨害罪が成立し得る。知事選で落選した前尼崎市長側による公選法違反(選挙妨害)などの告訴・告発が受理されていることから、その線でも捜査はなされているでしょう」
オトシマエ必須だ。
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昨年11月の兵庫県知事選は同地に再び混乱と不幸をもたらしたと言っていい。そして、立花党首がこの選挙でやったことはえげつない――。●関連記事『☆もっと読む☆【立花孝志はなぜ選挙モンスターになったのか】N国党はデマを武器に強さを噛みしめ、反社会的カルト集団へと化した』で詳報している。