マー君移籍問題 楽天関係者が米球団に持ちかけた仰天相談

公開日: 更新日:

■仲介手数料の類い

 メジャー球団は選手獲得にあたって、まず、総予算を組む。田中の場合は、それが100億円とも、120億円ともいわれている。仮に100億円とした場合、そのうち20億円は入札金に充てられ、残りの80億円は田中の契約金、年俸になるのがフツーだ。

 ただし、フツーじゃないケースもある。
 選手は通常、直接、代理人を選定してメジャー球団と交渉するが、代理人選びに球団が介入することがまれにある。

 過去に日本のプロ野球から入札制度でメジャーに移籍したある選手がこのケースで、当時は選手が所属していたプロ球団に入札金以外の仲介手数料の類いのカネが入ったとウワサされた。選手を獲得する際の総資金と入札金の金額は決まっているから、仲介手数料の原資は選手の契約金と年俸だ。つまり球団が代理人選定に関われば、しわ寄せは選手にいく可能性が生じる。

「ウインターミーティングの前には新入札制度の骨子が固まっていた。楽天にとって、その時点で入札金の上限が20億円になるのは想定内です。20億円では安いと判断した楽天が、もう少し実入りを増やせないかと考えるのは自然だ」(前出の代理人関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末