首位オリックス 快進撃の源は「リストラ集団」の雑草魂

公開日: 更新日:

 オリックスの勢いが止まらない。
 30日のソフトバンク戦も初回に先制点を奪うと、その後もT-岡田、鉄平の本塁打で加点。投げては先発・井川を含めた投手陣が最少失点に抑える好投を見せ、5連勝のチームは球団史上最多となる4月18勝をマークした。

 オフに大した補強をしなかったオリックスは、野球評論家やOBの大半にBクラスと予想された。そんなチームが連日のように横綱相撲。原動力の一つになっているのが「クビ」だ。

 この日の先発メンバーが象徴的だった。

 1番・ヘルマンは昨オフ、西武から自由契約。2番・平野恵、3番・糸井は2年前に阪神日本ハムから追われるようにしてオリックスに加入した。4番・ペーニャも昨オフ、ソフトバンクをクビになって新天地に。5番・T-岡田、6番・坂口はチームの数少ない生え抜き選手とはいっても、近年はケガもあり不振。トレード要員にあがるほど精彩を欠いていた。7番・鉄平、8番・原拓もそれぞれ楽天、西武から居場所を求めてやってきた身だ。そこに投手陣ではヤンキースで三くだり半を突きつけられた先発・井川、同様にソフトバンクに捨てられた中継ぎ・馬原が加わる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末