「本田を起用すべき」 釜本邦茂氏がW杯「岡崎1トップ」に異論

公開日: 更新日:

 ブンデスリーガ1部マインツ所属の岡崎慎司選手が今季リーグで14ゴールを決め、ドルトムント時代の香川真司選手の13ゴールを抜き、日本人欧州主要リーグ「年間最多得点男」になった。

 岡崎はマインツで1トップとしてプレーしている。Jクラブの監督経験者などが「日本代表の1トップに岡崎を起用すべき」と発言しているようだ。確かに「ゴールを量産しているFWが、相手ゴールの一番近いところでプレーする」ことに異論はない。ある意味では極めて自然なことだ。

 しかし、日本代表の1トップとして機能するのか? そもそも岡崎は1トップの資質を有しているのか? シビアに検証しないといけない。
 岡崎はマインツで「味方がボールを奪った瞬間にDFの裏を突く」プレーに徹している。日本代表では、これ以外に「ポストプレーを確実にこなす」「屈強DF相手に体を張ってボールキープ」「ボールを保持して時間を稼ぐ」といったプレーが要求される。

 そうした部分を岡崎に求め、ブラジルW杯では列強を相手にソツなくこなし、その上でゴールも決めてくれ! というのは酷な注文だろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末