活躍も途中交代…イチローのレギュラー復帰阻むチーム方針

公開日: 更新日:

 チームの緊急時にも、ヤンキース・イチロー(40)に対する指揮官の信頼度は低い。

 21日のカブス戦は「7番・右翼」でスタメン出場し、5打数2安打1打点。九回には今季3個目の盗塁に成功。攻守にわたる働きを見せながら、延長十一回裏に投手交代のため退き、勝利の瞬間はベンチで見守った。

 ここに来て正右翼手ベルトランが右ひじを痛めて故障者リスト(DL)入り。3Aから急きょ若手のアルモンテ外野手(24)を昇格させるなど、投手陣も含めてジラルディ監督は選手のやりくりに頭を悩ませている。

 主将ジーターが今季限りでの引退を表明するなど、チームは過渡期に差し掛かっていることから、今季は若手を積極的に起用している。

 だからだろう。ベルトランが戦列を離れた際、ジラルディ監督は今後のイチローの起用法について「その日の調子や状態を見ながらになるだろう」と曖昧な発言に終始した。

 手薄な戦力でもヤンキースは現時点で上位争いの輪に加わっている。ベテラン外野手は実績のない若手にベンチに追いやられるかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した