朝まで“痛飲”もチームに貢献 楽天・松井稼「不惑目前」の体力
これで来年40歳になるのだから恐れ入る。
8日の日本ハム戦で、楽天の松井稼頭央(38)が五回までに4打数4安打のバカ当たり。4本目を打った時点で8点差ということもあり、代走を出されてベンチに下がった。
今年の10月で39歳というベテランも、内野のレギュラーを後輩に譲る気はさらさらない。守備位置こそ遊撃から三塁に移ったものの、出場した66試合中、63試合でスタメン出場している。
グラウンドの外でも、体力は並の選手以上。ある球団関係者が「あれは5月に東京ドームで行われた巨人戦の前日でした」とこう言う。
「少年時代から松井の大ファンという巨人の坂本と六本木に飲みに行ったらしい。翌日に試合を控えていたこともあり、ほどほどで切り上げるのかと思ったら、なんと朝帰り。焼き肉屋を皮切りに朝まで飲んでいたというんですからね。翌日、巨人の関係者が松井に『ウチのハヤト(坂本)が世話になったなあ。朝までだって?』と言うと、『ええ、朝まで。疲れました』と苦笑いしていた。それでもその日の試合はスタメン出場し、安打を放って勝利に貢献したのだから大したものです」
グラウンド内外で当分は衰えそうにない。