星野、桑田、松中の名前まで…混迷極まるソフトB次期監督
■フロントはCSファイナルどころじゃない?
別の関係者は、「王会長のラインで人選した場合、元巨人の桑田真澄氏(46)、大穴候補としては松中信彦(40)の兼任監督就任もある」と語る。
桑田氏は85年KKドラフトで電撃的に巨人に入団。当時の監督が王会長だった。桑田も恩師として尊敬している。桑田がDeNA監督の候補になった時には王会長に相談して一度は受諾の意思を固めた。自身の夢である巨人の監督就任は、「原の次は松井秀喜」が基本線だけに目はない。
松中は、すでに選手としては峠を越えており、秋山監督とはソリが合わなかった。それでも王会長は自身と同じく三冠王になった松中に対し、直々に打撃や守備の指導を施すなど、目をかけてきた。松中自身も「僕は王さんに育ててもらった」と言ってはばからない。
「王監督時代にプレーしたホークスの大物といえば、松中しかいないのが実情。小久保は日本代表監督であり、王会長との関係は決して良好とはいえない。井口はロッテでプレーしている。王会長がもっとも高く評価しているといわれる城島は釣りに没頭するなどもっぱら充電中ですから……」(ホークスOB)
CSファイナルステージを直前にしての電撃辞任。フロントは野球どころじゃなくなってきた。