合宿回避のツケが…巨人にのしかかるファイナル初戦の黒星

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 今年は恒例の宮崎合宿を行わず、主に東京ドームで調整した。長野など例年以上に故障者が多く、移動の負担を考慮したためで、実戦は11、12日にBCリーグ選抜との2試合のみ。選手からは「BCリーグだとレベルが違い過ぎる。宮崎で試合をしなくて大丈夫なのかな」と不安視する声も上がっていた。

■先発予定の沢村にもプレッシャーが

 巨人は東京に残留して調整した2007年のCSで中日に完敗。その教訓から、翌08年からは宮崎で行われている若手中心のフェニックスリーグに参戦しながら実戦感覚を取り戻した。12年などは1泊2日の強行軍でも宮崎合宿を敢行。昨年も同様に2泊3日で2試合を行い、CSに備えた。原監督はその効果を「短期間といえども、寝食を共にすることでチームはまとまり、決戦に向けた士気が高まる」と話していたにもかかわらず今年は回避した。

 移動の負担以外にも合宿をしなかった理由があるともっぱらで、ある選手がこう言うのだ。

「シーズン当初、選手が遠征先でトラブルを起こして大騒ぎになった。合宿だと夜の街絡みのトラブルが怖い。CS本番でも近隣のホテルに宿泊して決戦ムードを高める年が多いけど、今年は自宅通い。そういうことなんじゃないですかね」

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