FA相川と金城が入団会見 巨人「特命アラフォーコーチ」増殖
古巣のDeNAから引退勧告を受けた金城に至っては、さらにその意味合いが強い。あるチーム関係者がこう言うのだ。
「外野のレギュラーの長野とアンダーソンが手術明けで復帰時期が未定という“保険”的な要素に加え、代打の切り札にという期待もあるが、本当の仕事はそこじゃない。打撃面は兼任の高橋由の仕事だから、走攻守三拍子型の金城には、大田、橋本ら、レギュラー一歩手前の若手外野手に守備や走塁を選手目線で教え、引き上げる役割です」
原監督はベテランに、この手の“仕事”を依頼することがある。
「かつて大田の三塁の守備がなかなか上達しないことに業を煮やした原監督が、守備に定評があった古城を呼んで『選手目線で指導してくれ』と“極秘特命”を授け、キャンプ中に二軍に送り込んだ“実績”もある」(前出の関係者)
来季の一軍コーチは他球団より多い12人。ここにコーチ業を期待されるFAコンビと井端のアラフォー3人を足せば実質15人にものぼる。巨人が「船頭多くして……」になってきた。