巨人・菅野 “元ドラ1コンビ”をハワイに連れて行ったワケ
前日に自主トレ先のハワイから帰国した巨人の菅野智之(25)が25日、ジャイアンツ球場で練習を行った。
ハワイへは大田泰示(24)、松本竜也(21)の2人を連れて行った。大田は7年目、松本竜は4年目。ともにドラフト1位で入団したものの、一軍で結果は残せていない。
少し前、大田、松本竜という奇妙なメンバー構成が、関係者の間で話題になった。
さるチーム関係者が言う。
「大田は東海大相模の後輩ではあるけど、投手と野手。投手同士とはいえ、一軍に上がったことがない松本竜に至っては、菅野とまるで接点がない。それなのに、なぜこのメンバーなのかと。実は原監督が菅野に、一緒にやってくれないか、って打診したらしい」
元ドラ1の2人がなかなか台頭しないことは、原監督をはじめとする首脳陣の悩みの種だった。
「特に7年目を迎えた大田です。昨季後半、やっとわずかな光が見えたところ。毎年背水と言われてもう7年目。オフの過ごし方が課題だった。何年かグアム自主トレで面倒を見てもらった主将の阿部に<ひとりになって何が必要なのか考えてやれ>と“追放”されたことで、昨オフは関東近郊でひっそり練習していた。原監督は孤独な大田を見かねて助け舟を出したのでしょう。手抜きをしないよう、高校の先輩でもある菅野を見張りにつけたんです」(前出の関係者)