アギーレ招聘の張本人が続投 サッカー協会の深刻な人材難
お咎めなし、だった。
6日に日本サッカー協会で開かれた臨時技術委員会。代表監督が八百長疑惑で解任という未曽有の事態を受け、霜田技術委員長(47)が中心になって、次期監督の選定について話し合った。
「きょうは各委員が監督候補者を持ち寄った。10人以上の候補者から、優先順位をつけたうえで、3人から5人に絞りました。交渉事ですから具体名は挙げられません」
そう会見で話した霜田委員長は、解任されたアギーレ氏(56)を招聘した張本人。サッカー協会内にも、「原専務理事(56)―霜田委員長ラインでザッケローニ、アギーレを呼んできた。ザックはブラジルW杯で1勝も出来ず、八百長疑惑のアギーレはアジア杯8強止まり。2人の任命責任を問うべき」との声は強かったが、「すでにサッカー協会の大仁会長(70)が『霜田技術委員長続投』を打ち出し、原―霜田ラインはお咎めなしが既定路線。この日、次期監督も霜田委員長を中心に選定することが改めて確認されました」(協会事情通)というから、呆れた話である。
放送局関係者がこう続ける。