オリ森脇監督に聞く「積極補強の真相」と中島裕之の「起用法」

一塁の守備練習をする中島（中央）／（Ｃ）日刊ゲンダイ

　それにしてもオリックスの練習は見ていて気持ちがいい。例えばシートノックにしても、数はこなさないが、一球一球に対する集中力が高い。全盛期の阪急を思わせるような、実戦を意識した「大人の練習」をやっている。

　昨年ソフトバンクとの最終決戦は延長十回のサヨナラ負け。選手たちは、一試合や一球の重みが身に染みたのだろう。負けが決まり、泣き崩れた伊藤捕手の姿がファンの涙を誘ったことは記憶に新しい。今年もオリックスは間違いなく優勝争いに絡んでくるはずだ。