「総仕上げの最終章」巨人・原監督が初めて語った“ポスト原”
「松井も由伸も慎之助も将来の幹部候補生には違いないでしょう。彼らがこれまでの経験、体験をふまえて、それを生かしてくれればと思います。誰がやるというのではなく、可能性がある人間に巨人の監督はどうあるべきか、それを伝えていくのが自分の役割だと思っています。私も長嶋監督の下で3年間コーチをやって、そして(後継者として監督を)託された。次の責任者をなんとかしたいという気持ちはあります」
駒沢氏は、「原監督と話していて、高橋由に対する期待を強く感じた。選手として、<今年は非常に状態がいい。兼任コーチとはいえ、私はもう一度レギュラーを取って欲しいし、取るんじゃないかと思っている>とする一方で、指導者としての高橋由にも特別な思いを抱いているようです。選手・高橋由の今季の成績次第ですが、個人的には、原監督は来年まで監督を務め、高橋由を兼任コーチから助監督にし、間近に帝王学を伝授したいのではないか。そんな雰囲気を感じたし、それがベストだと思いますね」と言う。
原監督が「最終章」とする今季に目を移せば、セはヤンキースから8年ぶりに復帰する黒田が加わった広島に注目が集まっている。2年連続でCSに出場した伸び盛りの広島は、リーグ4連覇を目指す巨人のライバルになり得る存在だが、原監督はむしろ歓迎の意を示した。