「総仕上げの最終章」巨人・原監督が初めて語った“ポスト原”
「巨人の監督はどうあるべきか。それを伝えていくのが自分の役割だと思っています」
原監督(56)が、スポーツライターの駒沢悟氏にこう言ったという。駒沢氏はプロ野球取材歴50年の元スポーツ紙記者。原監督とはお互いの現役時代から親交がある。
原監督は今季が2年契約の最終年。リーグ4連覇を果たし、日本一を奪回すれば当然、契約延長の話が出るところだが、周囲は「ポスト原」の話題でかまびすしい。
昨年11月には白石オーナーが、「原監督の契約の任期はもう1年。来年中にいろんなことを考えなきゃいけない。続投もあるかもしれないし、ポスト原を決めなきゃいけないかもしれない。松井君も『ポスト原』の有力候補であることは間違いない」と16年以降の監督人事について言及。年明けには、長嶋終身名誉監督がテレビ番組の中で、「ファンは(松井が)監督になることを願っている。今年のシーズンオフあたり、やってくれると思うけどね。早く、そろそろ巨人の監督になってくれたらいいなと思っています」と発言した。
球団首脳、幹部が公然と次期監督の話題を持ち出すのは普通じゃないが松井秀喜(40)のほかにも今季から兼任コーチに就任した高橋由伸(39)、果ては一塁への完全コンバートで退路を断つ阿部慎之助(35)も「将来の監督候補」として名前が取り沙汰される。