阪神「第5の助っ人」サンティアゴに課せられた“本当の使命”
中村GMは「いろんな球種を操れる印象。制球も悪くない」というのだが、チームの周辺からは「ゴメスの“話し相手”として獲得したんじゃないの?」という声も出ている。
「ドミニカ出身のゴメスの母国語はスペイン語。もちろん通訳はいて、英語もある程度は話せるが、他に阪神には中南米系の助っ人がおらず、家族以外にリラックスして話せる相手がいなかった。以前、ベネズエラ出身の剛球左腕がホームシックに悩まされ、退団する一因になったといわれた。その点、スペイン語が話せるサンティアゴは二軍にいても、休日や一軍が甲子園で試合がある時などに食事に出かけたりもできる。そういう意味では“戦力”になるはずですから」(関係者)
新助っ人の獲得を誰より喜んでいるのはゴメスかもしれない。