阪神「第5の助っ人」サンティアゴに課せられた“本当の使命”
「いつか日本に挑戦したいと思っていた」
こう意気込んだのは、昨16日に阪神に入団が決まったマリオ・サンティアゴ(30=前ドジャース2A)。第5の助っ人となる右腕はプエルトリコ出身で年俸12万5000ドル(約1500万円)の1年契約。17日から二軍に合流するという。
阪神は4人の外国人枠をマートン、ゴメス、メッセンジャー、呉昇桓でガッチリ固定。サンティアゴは誰かが故障したときの“保険”の意味合いが強い。また、中南米のドミニカ共和国出身のゴメスが1年目から打点王を獲得するなど補強が成功。中南米ルートをさらに強化したい意向もあるという。
ただ、この新助っ人の実績を見れば大きな期待はもてない。
12年に韓国SKで6勝を挙げ、13年WBCではプエルトリコ代表として日本との準決勝に先発。7回3安打無失点で勝ち投手になった。しかし、これ以外に目立った活躍はない。メジャーでの登板はゼロ。11年、ロイヤルズ3Aでは3勝3敗、防御率5.70と振るわなかった。13年にドジャース2Aと契約するも、故障で登板はナシ。以降、マイナーでも全く投げておらず、今年のカリビアンシリーズではプエルトリコ代表のサントゥルセに所属し、1試合の登板だった。