球数や起用法は? 県岐阜商小川監督に聞く「エース高橋純平」
「選手には『高橋をうまくダシに使ってやれ』とは言っています(笑い)」
――ダシ?
「プロやマスコミに注目されるのは、当たり前のことではありません。だから、それを味わいなさい、と。プロには『高橋を見にきたけど、あんな選手もいるのか』と認めてもらえるように、報道の方には『こんなに目立つ子がいたのか』と思ってもらえるように、元気とか笑顔とかで目立て、と。おかげで鼻息が荒くなってる選手もいますけどね(笑い)」
――高橋は好投手だけに、彼ひとりに頼りがちになりませんか? 一昨年の春は「安楽の772球」が賛否を呼びましたが。
「うーん……。難しいですね。球数について一般論を言うならば、チームを率いる監督の判断が最善としか言えません。その監督が置いている軸がチームにあるのか、選手にあるのか。結果論でもあるでしょう。私としては本人を含めて、勝ちたいと思えば勝てる起用をしたいですね」
――高橋に無理をさせないよう、あえて継投することもありますか。