故障相次ぐも揺るがず 米スカウト「日本人投手」高評価の理由

公開日: 更新日:

 1995年に野茂英雄さんがドジャースに入団して以来、20年の長きにわたって毎年継続してきた日本人選手のメジャー移籍が、今季開幕時、ついに途切れた。現在インディアンス傘下3Aで孤軍奮闘している元巨人の村田透投手らがシーズン中にメジャーに昇格する可能性はゼロではないが、その確率は低いだろう。

 開幕ロースターに名を連ねた30球団の選手平均年棒が初めて5億円を超えた今季、MLBの移籍市場に日本球界のトップアスリートが果たしてきた役割は、ひとつの節目を迎えた感もある。ダルビッシュ有藤川球児和田毅らが相次いでトミー・ジョン手術(腱の移植手術)を受け、黒田博樹松坂大輔田中賢介らは日本球界に復帰した。MLB公認エージェントたちは、プロ野球界をどのような視点で見ているのだろうか。

「たまたま今年は移籍したアスリートがいなかっただけで、いまなお、日本球界はトップアスリートの宝庫だよ。現に日本に10人近くいるMLB球団のスカウト陣は、開幕から各地のプロ野球を丁寧に調べていますから」

 こう語ったのは、現在もメジャーで活躍する某投手が契約を交わすベテランエージェントだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した