フランシスコ連日ミスで3連敗 巨人の「守備軽視」にOB苦言

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 そもそもフランシスコの守備力には最初から疑問符がついていた。昨年の守備率.933はメジャーの平均的とされる.965~.970を大きく下回る。メジャー関係者に守備範囲の狭さも指摘されていた。原監督はこれに目をつぶって補強を敢行。ただでさえグラグラしていた守備面が雪崩のように崩れたのだ。これじゃあ、投手はたまらない。

 メジャー通算48発の自慢の打撃の方もサッパリだ。この日2打席連続三振を喫すると、五回裏の守備からベンチに引っ込んだ。デビューして5試合。18打数3安打、打席数の半分以上となる11三振である。「当たれば飛ぶけど、なかなかバットに当たらない」という前評判通りの“扇風機”ぶりで打線を寸断している。

 昨季は「守り勝った」チームが、今季は“ザル守備”という現実――。貯金はあってもチームは空中分解寸前だ。アリの一穴どころか、チームの根底を揺るがしかねない大きな穴になり始めている。

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