原監督また“朝令暮改” 相川復帰秒読みで小林は二軍正捕手へ
17日のヤクルト戦で巨人が完封負けを食らった。この1週間、5試合連続で1点差が続き、この日は2点差。打線は平均2得点しか奪えていない。原監督(56)は「0点では仕方ない。攻撃陣が何とかしないと」と疲労感をにじませた。
指揮官が、そんな貧打線の起爆剤になると期待しているのが、今季ヤクルトからFA入団した捕手の相川亮二(38)だ。右太もも裏の肉離れで離脱していたが、二軍戦で復帰後、9打数5安打と打ちまくり、一軍昇格が秒読みになっている。ここで注目されるのが「捕手問題」。さるチーム関係者がこう言う。
「原監督が『99%ない』としていた阿部の捕手復帰をわずか開幕7試合目で決断したのは、相川の故障離脱が“緊急事態”だったからと説明した。でも、相川が戻ってきても、阿部はそのまま捕手続行です。二軍でリハビリ中だった阿部は、一軍復帰後は一塁に戻ることも想定していた。それが原監督から『復帰しても捕手で頼む』と告げられたみたいですから」
今後は阿部と相川のダブル捕手制なると言うのだが、そうなると2年目の小林誠司(25)はどうなってしまうのか。現在の打率は.176。ただでさえ、阿部が捕手復帰した後の3試合はベンチを温め、やっとスタメンマスクをかぶった前日の試合で3タコ。好機にワンバウンドを振って三振に倒れたことで、原監督に説教されている。