精も根も尽き果てた。
21日の西武戦に先発したオリックスのエース金子。前夜は0-14と大敗しただけに、この日こそビシッと西武打線を抑えるべくマウンドに上がった……が、結果は6回4失点で今季2敗目。中村、メヒアに本塁打を浴び、六回終了と同時に茫然自失の体でベンチに下がった。
昨オフに手術した右ヒジの影響で出遅れ、今季は二軍戦すら行わず5月に初登板。交流戦で2連勝と復調の兆しも見えていた矢先だった。
「ストライクゾーンで勝負できなかった」と嘆いた金子。オリックスはこの2試合、打っては9安打0点。貧打に愛想が尽きた投手陣も、22失点では文句も言えまい。