ハム大谷先発に早々“白旗” パで「マー君24連勝」と同じ現象
もっとも、オリックスだけじゃない。パの球団には相手先発が大谷とわかると、平気でエース級を「登板回避」させる傾向が出始めている。大谷が9勝目を挙げた先月24日のロッテも、ローテーションに余裕がありながら、中継ぎの阿部を先発させた。これも「敵前逃亡」だったはずだ。
かつて田中(現ヤンキース)が楽天で無敗記録を続けていた時も、パの他球団は「マー君との直接対決では分が悪い」と、エースとの直接対決を極力避けた。田中の開幕24連勝は、そんな背景もあって生まれたものだ。今の大谷はまさに、その時と同じ状況になりつつある。
この日の大谷は2点リードで迎えた七回2死の場面で右手中指のマメの影響で途中降板。その後、リリーフが八回に同点に追いつかれて10勝目はお預けとなったが、このまま大きなケガをしなければ20勝も夢じゃなくなってきた。