亀井は後半戦18打席無安打 連敗巨人から「4番」がまた消える

公開日: 更新日:

 後半戦の開幕を翌日に控えた19日に巨人の原監督はこう言っていた。

「打球が強くなってきている。今までは打球が弱すぎた。だから非常に期待感がある。いい兆し。プラス材料だと思う」

 不振を極める打線の状態が確実に上向いていると喜んでいたのだが、阪神に連敗した昨22日の試合もわずか2得点。6回6安打3四球と決して調子の良くなかった阪神先発の能見をとらえ切れなかった。この3連戦の得点は20日の初戦から2、1、2。いい兆しどころか、貧打に拍車がかかった印象である。

「この3連戦、2点で勝つのは難しい。ミスや点を取られた投手も反省しなければいけないけど、根本的には3連戦で(最大)2点しか取れていないのが現状でしょ」

 試合後、3日前とは打って変わった口調と表情で低調な打線を嘆いた原監督。チーム関係者がこう引き継ぐ。

「中でも心配なのが、4番を任せている亀井ですよ。この日も4打数無安打に終わり、これで18打席連続ノーヒット。打率は規定打席到達者ではチーム2位の.262(5本塁打、23打点)ですが、それが4番での数字になると.205(0本塁打、2打点)まで下がってしまう。亀井はもともと考え込んでしまうタイプ。不振のときはもちろん、好調のときでも“このままヒットが続くはずがない”と悩んでしまうところがある選手です。性格的にも4番は向いていないかもしれません」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 2

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  3. 3

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  4. 4

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  5. 5

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  1. 6

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  2. 7

    僕が東都大学リーグで過ごした4年間の濃ゆい思い出…入れ替え戦史上初の3試合連続本塁打を放った

  3. 8

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    ドジャース大谷「WBC不参加」懸念は消えず…本人は乗り気も「代表サイド」と「カラダ」が抱える大問題

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 3

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  4. 4

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  5. 5

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  5. 10

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ