西武「守護神」問題は解決ならず 3位浮上も高橋朋また炎上
一夜で逆戻りが現実味を帯びてきた。
西武の守護神・高橋朋己(26)がまた炎上した。
21日のロッテ戦。7-1と大量リードの九回にマウンドに上がるも、4安打1四球5失点と炎上。1死も取れずにKOされた。
試合は辛くもロッテの反撃を振り切り、7-6で辛勝。西武は7月30日以来となる3位浮上を果たしたものの、後味の悪さは否めない。
開幕から抑えを務めていた高橋朋は、7月に入って5試合連続失点。8月には中継ぎ降格を余儀なくされ、代わりに先発・牧田が4年ぶりに「臨時守護神」を任されていた。
この配置転換が功を奏し、西武は再び上昇気流に。高橋朋も2試合連続無失点と復調気配だったことから、田辺監督は19日の試合から再び、高橋と牧田を元の位置に戻した。それからわずか2日後に高橋朋が炎上では、3位浮上の喜びも吹っ飛ぶ。
西武関係者が言う。
「高橋朋は一度、守護神を降格された時に自信喪失状態だった。田辺監督は今回の高橋朋のストッパー復帰にあたっても慎重で、得点差が離れた場面から慣れさせるつもりだった。それが2試合目でこの内容ですからね」
Aクラスを死守するためには、西武は再び牧田を守護神に戻すしかない。