劇的代打弾から一夜…巨人岡本の“スタメン漏れ”に疑問の声
「使えばいいのに」
チーム関係者からは、そんな声も出た。
雨天中止となった6日のDeNA戦。発表されていた巨人のスターティングメンバーに、「岡本和真」の名前がなかったからである。
19歳のこの新人は、前日5日の試合でプロ1号となる代打本塁打を放った。巨人の高卒ルーキーがプロ初安打を本塁打で記録するのは66年の林千代作以来、49年ぶりのこと。試合は巨人が敗れたというのに、6日のスポーツ紙(関東版)は、2紙が岡本の一発を1面でデカデカと報じた。
「そりゃ、そうですよ。チームにとっても、マスコミにとっても、待望久しい生え抜きのスター候補。それだけ期待が高いんです。5日の試合後、原監督は『非常にいいバッティング。若い選手であろうが、ベテランであろうが、今こそ力を出す時期だから』と言っていた。三塁のポジションがかぶる村田は、相変わらずチャンスでサッパリ。残り20試合を切って(18試合)、指揮官自ら“実績も経験も関係ない”と言うんですから、村田に遠慮することはないじゃないですか。岡本をスタメンに抜擢すれば、鬱々とするチームの雰囲気も変わる可能性があると思うんですけどね」と、日本テレビの関係者もガッカリだった。