遼の国内Vで波紋 「獲得ポイント」めぐり日米“温度差”の理由

公開日: 更新日:

 以前から世界のゴルフ界では、日本ツアーのWRポイント配分が高過ぎるといった批判があった。「なぜ、米ツアーがそこまでポイント配分にこだわるかというと、メジャー大会の出場資格にかかわるからです」と、米国ゴルフ事情に詳しいゴルフライターの吉川英三郎氏がこう続ける。

「米ツアーでは、下部のウェブドットコムツアーからレギュラーツアーに昇格したプロが毎シーズンで1人か2人、勝ちます。一方、日本のトッププロである松山はじめ、日本人プロはなかなか勝てません。つまり、ウェブドットコムツアーの方が日本ツアーよりレベルが上というのが、米ツアー関係者の一致した見方です。下部ツアーで勝つことさえ大変なのに、自分たちより格下と見ている日本ツアーから、名前も知らないプロが日本でポイントを稼いでメジャーに出場できるとなれば、我慢ならないのも当然です。これをきっかけに日本ツアーのポイントを減らせという声がさらに大きくなるでしょう」

 世界の言い分は「松山と石川の実力はどちらが上か、日本ツアー関係者が一番よく知っているだろう。松山のプレーオフ3戦目7位と石川の日本ツアー優勝と、どっちが価値があるのかわからないのか」――だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方