連日逮捕者がゾロゾロ…野球賭博「一般社会に浸透」の可能性
野球賭博の逮捕者が後を絶たない。
静岡県警は29日までに賭博開帳図利などの疑いで山口組系の暴力団組員ら2人を逮捕した。8月31日~9月6日に行われたプロ野球公式戦や、CSファーストステージの巨人対阪神戦、日本ハム対ロッテ戦の勝ち負けを1口1万円で予想させていた疑い。この野球賭博で数百万円を集めていたという。賭博に参加していた会社員ら5人も逮捕された。
27日にはダルビッシュ有(29=レンジャーズ)の実弟、ダルビッシュ翔(26)が賭博開帳図利の疑いで逮捕されたばかり。巨人・福田(32)に端を発した球界の野球賭博騒動も、21日には新たに同僚の笠原(24)と松本竜(22)の関与まで明らかになり、広がりをみせている。
野球賭博は暴力団の資金源になるケースが圧倒的に多い。山口組が分裂騒動で揺れているいまだからこそ、連中のシノギが標的になっているのだろう。が、それにしてもこれだけ頻繁に逮捕者が出るのは、それこそ日本中、いたるところで野球賭博が行われている何よりの証拠。この際、警察には球界にはびこる黒い霧も徹底して調査してもらいたいものだ。
ちなみに仲間内で行う野球賭博はもちろん、賭けゴルフ、賭けマージャンは立派な犯罪行為、刑事罰の対象だから、ご同輩はくれぐれもご用心――。