「東京マラソン」で激突 ケニア勢が狙うケタ違いの賞金額
5000万円といえば、14年大会でコースレコードの2時間5分42秒で優勝したチュンバは、今年も頂点に立てば、大会の優勝賞金800万円の他に、50万ドル(約5600万円)の札束が懐に入る。
というのも、この東京マラソンは、ボストン・ロンドン・ベルリン・シカゴ・ニューヨークと並ぶ世界6大マラソン(ワールドマラソンメジャーズ)の最終戦であり、世界規模の「シリーズ」総合優勝者が決まるのだ。
現在、通算50ポイントで首位のエリウッド・キプチョゲ(ケニア)を2位タイ(通算34ポイント)で追うチュンバは、東京マラソンで2位(16ポイント獲得)に終わってもトップのキプチョゲにポイントで並ぶが、1位(25ポイント獲得)でテープを切れば文句なしの逆転優勝(通算59ポイント)となり、賞金の50万ドルを獲得する。
ケニアの陸上界はドーピング問題で揺れているが、東京マラソンは2人のケニア選手のデッドヒートがおもしろそうだ。