巨人はムード最悪…深刻貧打と野球賭博が暗い影落とす

公開日: 更新日:

 巨人がやっと得点した。

 13日の西武戦も岸の前に四回までに6三振を食らい、1安打無得点。五回に岡本和真(19)が左翼線に適時二塁打を放ったが、これが25イニングぶりの得点で、タイムリーとなると、6日の阪神戦の初回に長野が放って以来、実に49イニングぶりのことだった。

 今季はギャレット、クルーズを補強して臨みながら、これまでのオープン戦のチーム打率は.221である。.243でリーグ最低だった昨年以上に貧打は深刻だ。

 生命線だった先発投手陣だって怪しい。13勝3敗のエース格マイコラスが右肩を痛め、開幕に間に合わず。股関節の手術明けの杉内も不在。先発ローテーションは菅野、ポレダの他は、2年目・高木勇、新人・桜井、3年目の20歳・田口といったほぼ実績のない若手が名を連ねる。計算できない先発陣だ。

 そして野球賭博問題。当然、これも暗い影を落としている。

「これは開幕メンバーにも関わる。岡本のオープン戦の打率は.149。この日、村田が代打で2点適時打を放ったこともあり、結果が出ていない岡本は抜擢しにくいところ。現段階では村田を起用した方が戦力的には無難でしょう。高橋監督は岡本について『期待はしているけど、ポジションを与えることはしない』と厳しい姿勢を打ち出してもいるが、開幕三塁はそれでも岡本という雰囲気になっている。新人の重信も外野の一角に割って入りそう。キャンプ中は俊足と巧打で目立ったが、オープン戦は・205と苦戦。それでも新人は賭博の可能性がゼロですから」(球団関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド