保釈された清原被告 5月「法廷逆襲」に巨人軍は戦々恐々

公開日: 更新日:

「特にピリピリしているのが巨人軍とウワサされています。巨人で元チームメートだった野村貴仁氏は、テレビや雑誌などで『現役時代に清原にクスリを渡した』と繰り返し暴露していますからね。試合前にシャブを打った清原被告が連続ホームランを放った、なんてエピソードもまことしやかに流れていますが、裁判が始まれば、検察はこうした話について一つずつ、清原被告に事実確認を求めるでしょう。清原被告が覚醒剤を使い始めたきっかけや、使い続けた動機、使用場所、クスリ仲間の有無はもちろん、ペナントレース中の常習や、当時の監督やコーチは本当に知らなかったのか――など、新事実が明らかになるはずです」(司法記者)

■歴代巨人監督が出廷する可能性も

 仮に清原被告の口から「毎試合、クスリを使っていました」「監督やコーチも知っていた」なんて証言が飛び出したら、プロ野球界に激震が走るのは間違いない。

「清原被告はプロ野球西武、巨人、オリックスと渡り歩いていますが、引退後は『巨人嫌い』を公言していました。高校時代のドラフト指名の“裏切り”や、巨人に移籍後の起用法など、不平・不満を挙げればキリがない。巨人軍に対する積年の恨みを晴らそう――と、すべてをブチまけて“逆襲”するかもしれません。そうなれば、当時、巨人で監督を務めた堀内恒夫参院議員や原辰徳前監督が、証人出廷する可能性もゼロではありません」(前出の司法記者)

 いやはや、「黒い霧事件」どころの騒ぎじゃ済まなくなってきた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド