体操・内村 リオ五輪「最大の敵」はブラジルの熱狂応援
「自分の体調さえ良ければ、おのずといい演技ができると思う」――。
男子体操の内村航平(27)が、リオ五輪での個人総合連覇に自信を見せた。
31日はリオ五輪代表選考会を兼ねた全日本選手権の公式練習に臨み、約2時間の調整を行った。すでに代表が内定している内村は予選を回避して決勝のみ出場する。
内村はここ2~3年、大会前にはコンディション維持に気を配っているそうで、今回決勝一本に絞ったのは「リオ五輪での決勝にピークを持っていけるようにするため」(内村)の「予行演習」だという。
内村は6種目(床、あん馬、跳馬、平行棒、つり輪、鉄棒)全てにおいて安定した演技が持ち味だ。調子のピークさえ合わせれば、表彰台の真ん中に立つ可能性は十分にある。
今後は「(5月の)NHK杯が終わって、休んでから(五輪までに)調子を上げようと計画している」と話したが、内村にとってはコンディション維持よりも、本番でいかに集中力を保てるかが連覇のカギを握る。