2勝目も心証害した可能性…マエケンに球審の嫌がらせ不安
新人右腕に早くもメジャーの洗礼である。
17日(日本時間18日)のジャイアンツ戦で、7回を4安打1失点で2勝目を挙げたドジャース・前田健太(28)。尻上がりに調子を上げたが、初回に2四球と精彩を欠いた。初めてバッテリーを組んだ正捕手グランダルと息が合わなかっただけでなく、球審を務めたアルフォンソ・マーキス審判の判定が厳しかったのも事実。序盤は右打者への外角低めの変化球を、ことごとく「ボール」と判定されたからだ。
過去2試合で、カウントを稼いでいたカーブを「ストライク」と判定されず、前田はマウンド上で苦笑いするしかなかった。マーキス球審からは何のおとがめもなかったものの、今後はマウンド上でポーカーフェースを装った方が得策だ。
審判の判定に対して不服そうな表情を見せたり、「なぜだ?」と言わんばかりに両手を広げるジェスチャーをすれば「侮辱行為」と取られて退場を宣告されることもある。仮に退場処分を下されなくても、審判の心証を害せば、あからさまに不利な判定をされるなど、嫌がらせを受けるケースは珍しくない。