来秋ドラフト候補と評判 “東大史上最高投手”宮台の実力は

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 過去、東大からプロ入りした選手は65年の新治伸治(大洋)、66年の井手峻(中日)、92年の小林至(ロッテ)、99年の遠藤良平(日本ハム)、04年の松家卓弘(横浜)の5人。いずれも投手で勝ち星を挙げたのは9勝6敗の新治、1勝4敗の井手の2人しかいない。

 在京球団の某スカウトがこう言う。

「オーソドックスな投球フォームで変なクセがない。左ヒジを柔らかく使え、特に右打者の内角への真っすぐの制球力は評価できる。左でMAX145キロ。東大という付加価値もついてマスコミが騒ぎたくなるのは分かりますが、正直に話せば、まだプロうんぬんのレベルにはない。自慢の直球はスピードはあってもキレが足りない。フォームも球質も素直なだけに、プロで武器になるほどではありません。直球を生かすスライダー、カーブの変化球は制球、キレともに悪く、もう1段、2段はランクアップが必要です。今後1年半でどこまで成長するか。実際にドラフト候補になるのはそれからです」

 プロ複数球団がリストアップしている、といっても、どの球団でもこの時期は200人から250人のドラフト候補がリストに載る。そこから、徐々にふるいにかけられ、最終的に30人前後に絞り込まれる。宮台をリストアップしている球団があっても、現時点ではまだ250人のうちの1人。「ドラフト候補の候補」という段階だ。

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