“男気”が追い風に 佐々木氏「清原裁判出廷」で近づく悲願

公開日: 更新日:

 大魔神が大勢の報道陣に囲まれた。

 17日に行われる清原和博被告(48=覚醒剤取締法違反で逮捕・起訴)の初公判に、弁護側の情状証人として野球評論家の佐々木主浩氏(48)が出廷すると報じられた13日、本人がラジオの解説で東京ドームの巨人ヤクルト戦に姿を見せたのだ。

 記者の問いかけに「(初公判に)行きます」と認めた佐々木氏はしかし、「ごめん、言えないんだ。ごめん」とその後の質問には口を閉ざし、「当日、しゃべります。終わったら話しますから」とだけ語った。

 佐々木氏と清原は同学年で、高校時代からのライバルであり親友という間柄。14年3月に週刊文春が薬物疑惑が報じて以降、清原からクモの子を散らすように球界の人間が去ったあとも、佐々木氏だけは関係を切らなかった。自身の殿堂入りパーティーに清原を招待して表舞台への復帰のきっかけをつくるなど、手を差し伸べ続けた。

■イメージダウンどころかプラス

 球界事情通が言う。

「今回の出廷の裏には、現在の清原の支援者のひとりが、佐々木の人脈にもつながっているという事情があるにせよ、親友の更生に力を貸したいという大魔神の思いには偽りはないだろう。再犯の不安がつきまとう清原との関係はイメージダウンにつながりかねないと心配する声もあるが、むしろ逆だと思う。今回の出廷はむしろ佐々木の株を上げる。現にスポーツ紙もワイドショーも『男気』と持ち上げ、紙面と時間を割いて大きく報じていて、しばらく佐々木の存在は好意的にクローズアップされるからね。本人にそこまでの計算はないにしても、結果的にプラス。野球ファンの支持も得られる」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ吉井監督が佐々木朗希、ローテ再編構想を語る「今となっては彼に思うところはないけども…」

  2. 2

    20代女子の「ホテル暮らし」1年間の支出報告…賃貸の家賃と比較してどうなった?

  3. 3

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 4

    「フジ日枝案件」と物議、小池都知事肝いりの巨大噴水が“汚水”散布危機…大腸菌数が基準の最大27倍!

  5. 5

    “ホテル暮らし歴半年”20代女子はどう断捨離した? 家財道具はスーツケース2個分

  1. 6

    「ホテルで1人暮らし」意外なルールとトラブル 部屋に彼氏が遊びに来てもOKなの?

  2. 7

    TKO木下隆行が性加害を正式謝罪も…“ペットボトルキャラで復活”を後押ししてきたテレビ局の異常

  3. 8

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  4. 9

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  5. 10

    松たか子と"18歳差共演"SixTONES松村北斗の評価爆騰がり 映画『ファーストキス 1ST KISS』興収14億円予想のヒット