<第6回>遅咲きの輪島功一が持っていた「2つの武器」
「ええっ、25歳? 随分年寄りが出てきたなあ」
1968(昭和43)年に輪島功一が25歳でデビューした時、私は耳を疑った。近年は30歳を過ぎた世界王者も珍しくないとはいえ、昔のボクサーで25歳は決して若くはない。私が引退を決断したのも25歳の時だった。きっかけは、後に「た…
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