横浜高・奥村頼人の「二刀流ドラ1」に現実味…投手でU18代表入り、打者として評価する球団も
19年ぶりのセンバツ優勝を飾った横浜(神奈川)。新チーム発足から、昨秋の明治神宮大会の優勝を含む公式戦20連勝、無敗のまま紫紺の優勝旗を掴んだ。
そんな最強軍団の大黒柱が投打二刀流の奥村頼人(3年=左投げ左打ち)だ。23年ドラフトでソフトバンクに1位指名された前田悠伍(大阪桐蔭高)は親戚にあたり、今大会でさらにプロの評価を上げたともっぱらだ。
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投手としては先発の織田翔希(2年)の後を受ける形で5試合にリリーフ登板。自己最速タイの146キロを計時した直球を軸に、準々決勝の西日本短大付(福岡)戦で同点の六回から登板し、3者連続三振を奪うなど、14回3分の2で14奪三振を誇った。
打者では4番としてチームを牽引。23打数8安打、2二塁打、1三塁打で打率.381、4打点をマークした。
パ球団のスカウトは、「投打二刀流で毎試合、どのタイミングで登板するか分からないし、投げ込みも不足する中、難しい役回りをこなした」としたうえで、こう続ける。